40代サラリーマンのぼやき

思いついたことを書いてます。雑記です。

2016年新卒採用主担当が採用ピーク時の4月に3ヶ月間の残業制限を受けた時の話

仕事辞めるまでの心境をつれづれ書いていきます。

今後、きっと同じことを書くこともあるでしょうけど。

 

新卒採用の仕事やってます。

 

今年に入って1,2,3月は猛烈に働きました。3月解禁の説明会の準備に激しく追い立てられました。毎日8時〜24時の生活。それでもタスクは溢れ続けました。テキパキとこなすのはあまり得意ではありません。ちなみに残業時間は社内のシステムで管理していますが、元技術者だった僕は(無駄なスキルを使って)ログファイルを操作し、残業時間は少なめにごまかしていました。PCにログオンしているのに、ログオンしていないことにできました。(これもよくなかったかもしれません。)

 

4月には、説明会の会場が取れていないのに、学生向けに説明会の案内をしていて、あわや学生を追い返すことになってしまいそうになる、というミスを犯しました。(結局気づいて急いで会議室を手配できました。)ただ、これは自分だけのせいではないのですが、複数の人間がドタバタと関わりあって色々な調整がめちゃくちゃになっていて発生してしまいました。

 

説明会開催を管理するExcel、人事メンバーの予定を管理するExcel、学生の予約を受け付けるWebシステム、それぞれ同期しておらず手動で管理。ミスも起きますよ。。。

IT企業といっても、実際自分たちの業務をITで最適化できているわけではありません。

 

溢れるタスク。やりがいのない仕事。自由はない。起きている時間の10割、朝から夜中までは仕事のことで頭がいっぱい。指揮系統、というか色々指示や管理をしてくる対象があって、誰かの指示に従うと、他から違うと言われ。自分で考えて決めるだけの時間的余裕もなく。何も楽しくない。ただ、責任感だけで死に物狂いでやっていました。

 

何も楽しくないは言い過ぎでしたね。本当は、いいメンバーにも恵まれていたし、学生と話すのも好きだし、説明会のプレゼンも好きなのですが、仕事量の限度というものがあります。

 

そんな中で、僕は残業しすぎということで産業医面談というものを受けました。ある程度の規模の企業では、残業やりすぎの社員は面談が義務付けられています。

 

上記のミスが発生した直後に、その産業医面談がありました。面談直前には紙を渡されて問診を受けます。そこには以下のようなことが書いてあったような気がします。

 

・最近眠れているか

・食事はとれているか

・運動できているか

・お酒の量が増えているか

・ちょっと体調が悪いと、重い病気だと思ってしまうか

 

といったようなことが20問程度ありました。僕は10個近く該当に丸をつけて、診察に臨みました。

 

先生「これはだいぶ症状出てるね。忙しいの?」

僕「はい。毎月80時間以上は残業してます。」

先生「しんどくない?」

僕「正直、しんどいっす。」

先生「休みたい?」

僕「はい。(休んだらタスクやばいけど。。。)」

先生「そうか。私はね、この仕事を淡々とやるように指示を受けているんだ。」

僕「はい。(?)」

先生「きみはもう働いちゃダメだよ。仕事の状況とか色々あると思うけど。私は淡々と仕事するよ。」

僕「はい。(?)」

先生「休みたいかな?」

僕「はい。もう休みたいです。。。」

先生「じゃあ休ませてあげるよ。」

 

書類に何やら書いてから、印鑑を押してくれました。

 

先生「これできみは今日から3ヶ月間は定時帰りね。これは会社への命令だから絶対です。」

 

説明会開催ミスを犯したのが午前中。産業医面談が昼。タスクは溢れまくり。しかし、この日からいきなり定時帰りになりました。

 

4月です。

 

説明会・面接のピークを迎える中。新卒採用主担当が7月末まで残業禁止になりました。

 

これまで7年働いてきて何度も仕事を辞めることを考えたことがありましたが、この日から、改めて本気で仕事とは何かを考える日々が始まりました。