今日は5年前に亡くなった同期Nのちょっとした御墓参りをしてきました。ちょっとした、というのは、実家が大阪なので簡単にはいけないので、大阪のお墓に行くのではなくて、亡くなった場所に行くことをこっそりやっっています。
亡くなったのは夏なので、ちょっと時期は違いますが、なんとなく行きたくなったので行くことにしました。
会社の寮があった駅から、懐かしい道をゆっくり歩きながら20分ほどで現場に着きました。
毎回、僕は途中のコンビニで自分用のビールとお供え用のチューハイを買って行きます。Nはあまりお酒をたくさんは飲めない奴だったのでチューハイです。これ一本飲むだけできっと顔真っ赤にするでしょう。
Nはジョギング中にバイクに轢かれて亡くなりました。あまりにも早い生涯でした。
こうして思い出すことで、まだまだ先だと思っていますが、自分が死ぬということも想像してみることで、今の生き方を考え直すきっかけになります。
今、僕は会社を辞めようとしています。そんなことNに相談したらなんて言うでしょうか。死に比べれば、会社を辞めるなんて本当に些細なことでしかありませんけど。
僕「会社辞めようと思うんだけど。」
N「ええやん。会社が嫌なんやろ。好きに生きたらええよ。このまま嫌々会社を続けて明日死んでもええのか?好きならええけど、嫌なんやろ?楽しき生きろや〜」
そんなことを言うのかなー、なんてことを自分勝手に想像しながら、亡くなった場所近くの交差点に缶チューハイを置いて、僕はビールを飲みながらぼんやりしていました。
ある意味、死んだように仕事をしている期間がありました。せっかく生きているんだから、もっと楽しく、生き生きとやっていきたいと思います。お金、名声、車、家・・・、そういうことではないです。楽しく、情熱的に、ときには穏やかに。
年に一度の墓参りですけど、人の死を偲ぶというのは、偲んでる側が救われる行為なんですよね。
そんな1日でした。