本を読みました。
面白かったです。昨年、会社を辞める前に読んでいたら、間違いなくこの記事で紹介する本の1つに含めていたと思います。とりあえず、前半部分について。
先生ってしょっちゅう「そんなコトは考えなくていい。とにかくやれ」っていうよね。アレ最悪だと思う。学校って「考える力」をつけるための場所なのに。(電子版ページ16%)
確かに。学校でいい子でいることが正しいことだと思っていた自分は、余計なことは考えずに従順に行動していたような気がする。その結果、いろいろなことに対して疑問を抱くこともなく、悪い意味では「素直に」なんでもすぐこなしていたかも。
考える力がつくことなく大学院に入ってから社会人になりたてのころは苦労しました。大学院の研究からは急に「正解」が無い世界になるのに、自分で答えをつくる力が不足していたので。
そうしたことに対する案として以下のようなことが記載されている。
中学校で学ぶ科目を選択制にするのは、中学生に将来の職業を今すぐ選べってコトじゃなく、自分の人生を自分で決める練習をさせようという話なんです。いつまでも「みんな一緒」じゃなくて、自分で選んで、みんなとは違う道を歩んでいくんだよってことを身をもってわからせる。
自分が何をやっていきたいかなんて、考えたらわかるってものじゃないんです。いろいろ試行錯誤して、失敗して後悔して初めてわかる。だから特に好きなものはないって子ほど、「とりあえず決めてやってみる、それから判断する」っていうプロセスに追い込んだほうがいい。
そうだよねー。自分で大きな選択をするという訓練が不足したまま、いきなり就職活動で「はい、職業決めて」と言われても、うまくいくかよ!
今更ではあるけど、自分はこれからの生き方をあれこれ試してみて、トライアンドエラーしながら判断していこうと思っています。
序盤(1〜2章)は「自分の答えの作り方」についての記述が多かったです。このあたりについては、以下の本も併せて読むといいかもしれません。
問題解決の初歩。といっても、自分もどこまでできているコトか。学校の勉強だけ真面目にやっていると、こうやって自分で答えをつくる訓練が全くされないですよね。
上記「世界一やさしい問題解決の授業」の続編のような感じです。より詳細に、答えを出す際の注意点を書いています。
序盤の2章くらいでもすごい参考になりました。「答えを出す際に、情報を集めすぎても無駄」 といったような部分は今でもたまに思い出します。
いやー、まさかこれらの本を思い出すコトになるとは。「悩みどころ逃げどころ」は面白い本です。これらの本も、また改めて読みたいな…
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