本を読みました。
6章は「職業」の章。ここは特に今の自分にとって参考になる言葉がありました。
とことんあがくと、自分という人間がだんだん見えてきて、これ以上は高望みなんだなとか、自分はもうここより上には行けないんだなっていう、位置付けが見えてくるんです。もともと運命的に与えられている「自分はこれぐらいの人間なんだ」っていう器の大きさがわかってくるんですよ。
前の会社では仕事に対してとことんもがきました。8年間。開発や人事を経験して。それこそ「この会社の中ではここより上には行けないんだな」というのは見えたし、それどころか「このままいたら、上に行けるどころか、ボロボロになってしまう。」というところまでわかりました。この気づきは遅かったです。もっと早く気づきたかった…
遅くなってしまった原因は、自分の中に「もっともっと」という考えがあったためです。もっとお金を、もっと出世を、そういう考えが捨てきれなかったので、もがき終えるのが遅くなってしまいました。これは後悔です。もっと早く辞めていればよかった…
「諦める」ことは、一般的にはネガティブな言葉かもしれませんが、そんなことありません。そのあたりについては、以下の記事で書いている「諦める力」という本がおすすめ。
為末大「諦める力」ー日々の困難に対して苦しみ、努力している人に読んで欲しい本。
ウメハラ 器って成長の限界ってことじゃないんですよ。この器が自分にとっての人生のフィールドで、つまりここが自分の領分で、その中で頑張ればいいんだなと確信できたら、すごく「いい人生」だと思うんです。
ちきりん しかもそれは頭で考えただけじゃダメで、実際にアレコレ試してあがいて腹落ちしていることが必要だと。
会社を辞めるのを出遅れてすでに33歳ですが…アレコレ試してあがいて腹落ちさせるために動いてみる予定です。最近、今後の仕事をどうするかが決まりそうなので、よーく考えて、かつ、直感も少し信じつつ、進められたらいいなと思っています。
いやー、面白い本です。
読書感想、まだ終わりません。
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