トランプ詐欺に遭った件の続きです。
フィリピンでトランプ詐欺に遭遇。現金とiPhoneをやられました。
疲れ切ってドミトリーに戻る途中で友人と遭遇。このまま眠る気にもならないので、酒を飲みに行き、酒の力で寝ることに。
しかし、2時間ほど寝ると起きてしまい、今日の出来事を思い出し後悔。ふと、取られたiPhoneのことを思い出して、リモートから操作して他の人の個人情報が取り扱えないように対応しました。
その後も眠れず、事件について調べました。
ネットで情報を漁るとたくさんの過去事例が。
たくさん出てきました。
トランプ詐欺には注意しよう。被害者の俺が言うんだから間違いない。 | フィリピン情報 | セブ留学アカデミー
ご注意!!トランプ詐欺に気を付けて下さい!!! | フィリピン・セブ留学 しほしほのブログ - 楽天ブログ
全く同じすぎて笑いました。たくさん被害が出てるんだなぁ。どんどん悔しさがこみ上げてきました。
手元には相手から受け取った安い携帯電話があります。うまくやれば、連絡をして再会して相手の家にまた行って突き止めることができるかもしれません。
しかし、調べてみるとフィリピンの警察はちょっと信用できないことを知りました。フィリピンの警察は賄賂が横行しているらしいです。ケースは少ないですが、警察が犯罪者と繋がってることもあるらしい。まじか。
朝になると携帯電話に昨日騙してきた女性(キム)から何度も電話がかかってきました。しかし、対応をどうするかはちゃんと学校や警察と話してから決めようと思ったので、無視し続けました。
翌朝。授業を休みにして、学校スタッフと対応を相談
ほぼ寝ないで、必要な対応を考えて整理して学校に行きました。
iCloudから操作してiPhoneのデータを消去、日本の携帯キャリアに連絡して通話機能を停止、旅行保険会社に被害を連絡といったことを一通り行った後、語学学校の日本人スタッフと相談して、警察に行くかどうか、行ってからどう伝えるかを相談しました。
ネットで調べてみると、逆に賭博罪で捕まる可能性もあるとのことでしたが、相談した際に「それはきっと大丈夫でしょう。ただ、この件は、犯行現場が分からないということと、ゲームが続いているということで、事件として扱ってもらえないかもしれません。」と言われました。
そうだよなー。事件として扱ってもらえないと、事故証明がもらえなくなる。日本に帰ってから保険金もらえるかなぁ。物品の紛失はもらえるはずなのだけども…
相談の結果。これ以上犯人を追いかけることをしないことで合意。学校サイドとしては、生徒を危険な目に合わせるわけにはいかないので、それが当然。個人的には、このときまでは正直、犯人を捕まえたい気持ちが残っていました。しかし、復讐心やお金を取り戻したい気持ちは抑えて、安全をとることに。
この決断は正直ちょっと辛かったです。相談している最中も何度かキムからは着信が入ってくる。この電話に出て、こちらにおびき寄せて、一緒にタクシーに乗って、他の人に尾行してもらえば犯人を捕まえることができるかもしれない。
しかし、警察は信用できないし、いつ犯人が武器を出してくるかも分からない。慣れない異国でそんことするのはリスクがあると感じました。
1時間に1回ほどかかってくるキムからの電話に出たい気持ちを抑えて、昼頃まで相談は続きました。
それから、フィリピン人男性スタッフが同行してくれて、現地の警察に行きました。
警察に到着。やっぱり事件として認められず。
学校からタクシーで10分ほどで警察に到着。
受付の警察官にフィリピン人スタッフが話しかけて事情を説明している模様。しかし、警察官は拒絶するような形で対応をしているように見える。しばらく議論は続く。
すると警察官が直接こちらに寄ってきて「我々は相手の顔を知らないんだ。捕まえるから一緒に行くぞ!」と。このときの態度がかなり横柄な感じ。言葉ではなくて態度を見てですが、全然信用できません。
とりあえじ、キムから受け取った携帯電話を警察に渡すことに。学校の日本人スタッフと相談した結果、これは相手から受け取ったものなのでずっと持っていると後で「盗られた」という言いがかりをつけられる可能性があるから、警察に渡してしまった方がよいとのこと。
最後にiPhoneのシリアル番号を伝えて、仕方なく、何の証明書ももらえず引き返してきました。
反省。海外の初対面を信用しないこと!
大変な2日間でした。今後は国外で初対面の人は信用しません!日本であちこち行った時にいい人ばかりだった経験をしていて、完全に平和ボケしていました。日本が特別ですね。(日本でも気をつけた方がいいいでしょうけど。)
先月フィジーにいた時も、ポケットWi-Fiを盗まれたり、お金を騙し取られたりしています。そのときは被害額は少額でした。しかし、今回の件でようやく身にしみました!そういえば旅行で来ていた他の国の方々はいい人が多かった。やっぱり現地人は要注意!
まあ、ある意味なかなか経験できないような一生のネタができたと思うことにします。もう経験したくないですけどね!
ちくしょー!