40代サラリーマンのぼやき

思いついたことを書いてます。雑記です。

神奈川県の大山という山に登ってきました。初心者によい山ですがオフシーズンはちょっと辛い。危険。

2月12日金曜日。

アウトドア慣れている大学時代の友人Tに誘われました。話を聞いて、なんとなく面白そうなので行くことにしました。

 

これが富士山級の山だったら行きませんでした。高山病を経験したことあり、登山の辛さを体験しています。大山は標高1,252mで2〜3時間で頂上まで登れる山なので、なんとなかるかな、と思っての参戦。

 

 

T君には「20時ごろには渋谷に用事があるから、それに間に合うようにしてくれ。」と伝えたらこんなLINEが送られてきました。

 

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経験に裏打ちされた完璧な計画。なんて頼もしい!

登山用具を持ってないことに対しては、代用品を提案してくました。これに従い、準備万端で臨むことに。雨具はカッパをコンビニで購入で対応しました。

 

交通手段

東京から近いです。新宿駅から小田急線急行乗車1時間で最寄の伊勢原駅に到着。伊勢原駅からバスで30分ということなので、日帰りでブラっと行くには丁度良い場所です。

 

なお、「丹沢・大山フリーパス」 というものが便利。

丹沢・大山フリーパス|おとくなきっぷのご案内|きっぷのご案内|乗車・きっぷのご案内|小田急電鉄

大山ケーブルは使わなかったので「Bきっぷ」を買いました。

 

朝6:45の電車で出発。平日この時間は空いてると思いきや、めちゃくちゃ混んでました。みなさん、お疲れ様です… 

 

伊勢原駅からバスに乗り、予定通り9:10ごろに大山ケーブルバス停に到着しました。

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登山開始

いよいよ登り始めます。バス停すぐ近くに案内があります。

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以下のルートを通ることにしました。

 

登りルート

「こま参道」→「男坂」→「阿夫利神社下社」→「本坂」→「阿夫利神社本社」 

 

下りルート

「阿夫利神社本社」→「見晴台」→「阿夫利神社下社」→「女坂」→「こま参道」

 

こま参道(9:10)

 

いい雰囲気の商店が立ち並ぶ坂道です。

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まだ平日の9時台なので、さすがに人はまばらでした。

 

豆腐料理が名物らしく、何件も豆腐料理店が立ち並んでいました。

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豆腐料理店だけではなく、温泉旅館やお土産屋も立ち並んでいて、ここに宿泊してみるのも楽しそうだと思いました。

 

こま参道の終わりに分岐点があります。

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ここから男坂です。

 

男坂(9:25)

男坂は急勾配でした。

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これくらいの急勾配な階段がしばらく続きます。無心で登り続けました。これがけっこう大変で、途中ですぐに上着と手袋を外しました。きっつい。富士山の悪夢がよみがえる。息は上がり、汗ダラダラ。さすがに高山病にはなりませんでしたが、すでにかなりの疲労でした。ひいひい言いながらなんとか阿夫利神社下社に到着。ふー。

 

阿夫利神社下社(9:55)

ようやく第一関門(?)に到着。ここで少しだけ休憩して、すぐに出発しました。長居は無用。

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本坂(10:00) 

ここからがまたキツい。男坂ほどの勾配ではないですが、なかなかの上り坂。ふー。

 

天気がよければ景色がよく海も見えるらしいですが、あいにくの曇り空だったので途中の楽しみも半減。無念。

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途中からは雪がありました。

わー、雪だー。なんて子供のように最初ははしゃいでいましたが

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山頂近くになると完全に雪山です。

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う。ちょっと。ランニングシューズなんですけど。怖っ。1時間ほどでなんとか山頂まで行けました。

 

山頂(11:00)

ようやくたどり着きました。すっかり雪景色です。

 

「サッカーウェア」「ミリタリージャケット」「コンビニの雨合羽」「ランニングシューズ」という、統一感の無い装備でした。まあなんとかなりました。

 

山頂の売店やトイレは空いておらず。

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人はチラホラ、10人くらいしかいませんでした。オフシーズンだし、天気悪いし、平日だし、そりゃそうだ。

 

山頂の小屋には「ふりむけば富士山」の看板が・・・

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見えるわけないっしょ。まあ仕方ねぇ

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しかし、景色が見えなくても食の楽しみがある。

 

簡易コンロでお湯を沸かして

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ラーメン作りました。

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カップヌードルカレー味。T君が持ってきてくれた生卵入りです。

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うまいー

 

カップラーメンは普段食べないのですが、こういうところで食べると格別ですね。本当はコーヒーもあるとよかったのですが、今回は無し。白湯を飲みました。でも白湯さえも美味い。

 

下山開始(11:50)

ここからしばらく写真ありません。ラーメン食べてる間にすっかり指先は凍えてしまいました。スマホ操作無理。

さらになぜかiphoneの電池は残量40%だったはずが電池切れ。なんでやねん。充電開始。

しかも、撮影の余裕がほとんどありませんでした。下山最初のコースが本当にきつかったです。今日一番のキツさ。きつい。何度でも言っちゃいますよ。

雪が少し固まってツルツルの坂道をランニングシューズで降りました。

 

途中、かなり滑るコースに遭遇し、立てないので座ってケツで滑って、途中の木に手を引っ掛けて止まるという荒技。木が無かったらコースアウトしてるわ!死ぬわ!これアカンやつだ!

 

ちょっぴり命の危険を感じながら下山しました。

 

恐る恐る慎重に下山していくと、ようやく雪が少なくなってきました。ホッ。

 

見晴台(13:00)

景色のいい場所のはずですが、天気が悪いので…

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ちょっと休憩して出発。

 

見晴台〜阿夫利神社下社間(13:05〜13:30)

ようやく生命の危機を感じないで済むようになったと思いきや、こんな看板が。

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落石危険・頭上注意。

注意と言われても、本当に落石あったら回避できるか?

 

あとは「滑落死亡事故多発地点!」といったような看板もありました。

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柵がどんどん設置工事されているので今では安全になってきていますが、確かにものすごい崖になっているところがたくさんありました。ここも危ねぇ。

 

女坂(13:30)

 

男坂よりは勾配はなだらかでした。

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下りは楽です。「女坂の七不思議」という面白い地点もあるのですが、そのころには若干疲れて写真もサボり気味に。T君と適当にしゃべりながら各不思議を眺めていました。(雑ですんません)

 

こま参道(14:05)

ようやくここまで戻ってきました。

 

不思議な看板が。

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治せる体を作れる道場っていうことです。たぶん。

 

これで大山終了です。

 

バス停の傍の水道にはブラシがついているので、それで靴を綺麗にしてバスに乗り込みました。

 

伊勢原駅(15:00)

 めっちゃ晴れてる〜w

ちっくしょー

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鶴巻温泉(15:30)

このあと、東京とは逆側に乗車し「鶴巻温泉」で入浴してきました。フリーパスで小田急線乗り放題区間なので、温泉入りに来るならフリーパスがお得ですね。

https://www.city.hadano.kanagawa.jp/kanko/kobo.html

 

本厚木にてシロコロホルモン(16:15)

最後は本厚木まで移動し、「とび蔵」のシロコロホルモンで〆ました。

16時から空いてるのがいいですね。

ぐるなび - とび蔵 本厚木本店(メニュー/地図)

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うまい。

 

B級グルメで有名とのこと。

厚木シロコロ・ホルモン - Wikipedia

 

おわり。感想とか。

長くなってしまいました。

ニート、平日を楽しく過ごしています。(T君は有給休暇)

 

大山は東京から近いので日帰りで気軽に行けるオススメの山です。ただし、オフシーズンは要注意です。雪があると若干降りるときに危機を感じます。装備はしっかり揃えましょう。カッパが無かったら下山で雪の上滑って降りられなかったかも。。。持って行ってよかったー

 

今回、久しぶりに登山を経験しました。

こま参道で独特な雰囲気を味わい、

男坂で苦しみ、

久しぶりに見る雪に興奮し、

山頂で食べるラーメンに感動し、

下りで死の恐怖を感じ、

最後の女坂ではグッタり。

 

色々な感情を一気に味わえて楽しかったです。

特に、下りで死の恐怖を感じたことが印象的でした。話が大きくなってしまいますが、人の死に触れたり、自分が死の恐怖を感じることって、ちょっと必要なことなのではないかと思いました。そういう経験が、新しい視点を生むきっかけになったり。

今回は死の危険を感じましたけど、うまく乗り切れたことで自信も少しつきました。「会社辞めて無給だけど、俺は自然の中でもこうやってなんとか生きていけるぞ!」

ちょっと強引ですけど、そんな感じ。

今後はアウトドアグッズを揃えて、野宿などもしてみたいですね。サバイバル能力強化をすることが、生きる自信につながるかもしれません。適当な感想です。

 

今度は山頂でテントで一泊してみたいです。

ただし、暖かい時期で。

 

おわり