40代のさいたま大家への道

なかなか不動産投資を始められない様子を書いてます

会社辞めました。簡単にこれまでの振り返りと今後のことを書いてみます。

2008年に新卒で入社して以来約8年勤めた東京のSIer企業。

 

先日、2016年1月29日の金曜日が最終出社日となりました。

  

今までの振り返り、今後のことを書いてみます。

 

入社前

リーマンショック前の景気が良い時期に、比較的売り手市場で有利に就活実施。大学・大学院で情報工学を専攻していたので、SEになることを目指して10社くらいのSIerを受け、3社から内定をいただきました。その中で大学の先輩が入社していて、最も人柄が自分に合いそうだと感じた会社に入社。

 

大学時代に研究内容だけで研究室を選びましたが、教授とうまくいかなくて非常に苦労したという反省から、就活では社風や人柄を重要視していました。(研究室時代の悪夢は今でもたまに見ます…)

 

入社前から気の合う同期と忘年会や旅行やサッカーをして、会社選びは間違いではなかったと確信。早く研究室から脱出したくて、ワクワクしながら入社を待ちました。

 

入社後

2008年4月に入社。新人研修は9月末まで実施。育成を重視した社風でした。研修中の夜は同期と飲み会の日々。ここで出会った同期は今でもプラベートの付き合いがある仲良しです。楽しい半年間でした。

 

しかし、その後の配属から様子がおかしくなってきました。社内でもかなりの強者が集まっている部署に入り、ひいひい言いながら仕事をする日々。大規模なシステム障害を起こしてしまったり、上司とうまくいかなかったり、残業も増えたり。辛い日々が続きました。

 

リーマンショックも起きてしまい、異常なほどの効率化を求めれる状況。ひどい激務に嫌気がさし、徐々に同じ部署の仲間が会社を去って行きました。自分も軽く鬱になりかけていたので会社を辞めようとしましたが、他部署の同僚が引っ張ってくれました。

 

新しい部署では大変なこともありましたが、平和な日々もあり、心身共にかなり回復することができました。

 

6年目で人事へ

実は新人研修をしていた頃ぐらいから、システム開発に自分は向いていないと感じ始めていました。この会社は本当に優秀で仕事が大好きな人(一部では『サイヤ人』と呼んでいます。)が多かったのです。彼らを見ていると、この仕事は長くは続けられないと思っていました。

 

そんな中、人事から新卒採用担当をやってみないかと、お誘いを受けました。仕事はジリ貧だったので、ここで一発逆転を狙って異動を決意。

 

しかし、ここからがさらに苦難の日々となりました。人事の仕事を完全に甘く見ていました。異動の際、人事部の上司に「新卒採用シーズン以外は何をしてるんですか?」と聞くと「1年中、新卒採用だよ。」と言われました。この頃は何を言っているんだ、と思いましたが、後で大変さを嫌という程経験することに。甘かった。。。

 

説明会や面接といった表面上の分かりやすい仕事は苦ではありませんでした。学生と接するのも楽しかったです。そうではなく、裏でものすごい量の企画や業務調整をしなければなりません。そこで死にかけました。どれだけ仕事をやっても溢れます。あちこちから様々な仕事、指摘、要望が飛んできます。対応が追いつかず。

外部的な要因としては、本社部門の人員削減により各自の負荷が上がってしまっていました。また、16卒採用から採用スケジュールが変わったことも影響しました。現場はかなり混乱しました。

 

人事の仕事…少しナメてました。ごめんなさい。完敗です。

 

2015年4月には新卒採用ピーク時に、社内の規定された長時間労働上限を超えてしまい、産業医面談を実施しました。メンタルや体調に問題ありと診断され、一番頑張らなければいけない時期にも関わらず残業禁止令を受けます。このころはメンタル的に最もやばかったです。

 

その後は色々な本を読んだり、様々な人と話をする中で、働き方を考えるようになりました。

 

そして、2015年10月

 

自分が主担当として採用した学生の内定式を終えた後、正式に辞めることを伝えました。(12月退職で希望を出しましたが、人がいないということで1月末までかかってしまいました。)

 

なぜ辞めるのか

価値観が大きく変わったことが一番の理由です。

できるだけ好待遇で規模の大きい会社に勤め、たくさん働き、たくさんお金を稼ぎ、出世して、家や車や服など高価なものを所有し、結婚して、家庭を持って。そんな生き方こそが幸せなんだという考えがどうやら頭の中にあったようです。

 

しかし、本当にそれが自分にとっての幸せだとは思えなくなりました。人それぞれ、本当は個別の幸せや価値観があるはずです。人生で初めて自分にとっての幸せが何なのかをちゃんと考えました。今の自分にとって大切なことは、心身ともに健康で、孤独でなく、楽しいことをやれる日々を過ごすことです。

 

十分な睡眠

気の知れた仲間とのサッカー

読書

仲間との酒の席

料理や洗濯などの家事

 

こういうことを淡々と「丁寧」に行える日々を過ごしたいです。仕事のピーク時はどれも満足にできませんでした。お金だけは貯まりますが、あまり有意義に使えていませんでした。

 

残業制限を受けて定時帰りになってからの日々は幸せでした。会社から帰ってくるとジョギングして、料理して、本を読んで、まだ22時。連日24時過ぎまで働いていた頃とは大違いでした。

 

自分にとっての幸せってこういうことなんだな、と思いました。もっとゆったり人生を過ごしたい。

 

また来年も新卒採用をやると思ったらゾッとしました。また同じことをやるなんて絶対に嫌です。あと1年、人生を捨ててたまるか。

 

他にも理由はあります。

 

人は好きだけど、この会社のレベルや仕事のやり方が合ってない。ずっと同じ会社に勤めることで会社に依存してしまい、抜け出せなくなる危険がある。仕事が楽しくない。疲れた。などなど。

 

これからどうするか

しばらくお休みします。

 

何かの勉強をするわけではありません。

職に就くわけではありません。

職業訓練を受けるわけではありません。

 

つまりニート(not in education, employment or training)です。

 

2月末に東京のマンションを退去するので、それまでは今後の準備をすると共に色々な人と会っておきたいと思います。

 

退去したら一旦、地元の茨城に住所を移しつつ、単身国内外をブラブラします。

ざっくり3〜4月が海外で、暖かくなる5〜7月は国内を予定。

具体的にどの国に行くかはまだ決めていません。金銭的なことを考えると東南アジアを中心に回ることになるかも。

 

「自分探し」ではありません。半分はバカンスとして、もう半分は価値観を広げるためです。

 

そしたら東京に戻ってきてまた一旦就職予定。ただし、徐々に会社依存からは抜け出していくつもりです。小さく、どうにか自分のビジネスを始めていけたらと思っています。

 

まあ、上記は超アバウトな方向性でしかなく、明確な計画ではありません。

 

 

もしかしたら、国内ブラブラしている時にどこかの地方で地域おこし協力隊になっているかもしれません。

 

もしかしたら、こうなってるかもしれないし(フィクション)

- ぼくはチャーリイ。みんなからは"社畜らしい社畜"って呼ばれている。 でも..

 

もしかしたら、こんなことになっているかもしれません。(ノンフィクション)

40代ニートの実態が悲惨すぎる…… 12年間引きこもり、目標は「パソコンのソフトを完成させる」

 

怖っ…

こうならないように気をつけます。

 

こんなニートと会ってみたいという方がいらっしゃったらTwitterにでもご連絡ください。多分孤独に耐えかねていると思うので、喜んで会いに行くと思います。人見知りはほとんどしません。酒があれば誰とでも打ち解けられる性格です。

 

今は期待と不安の両方があります。

でも、会社に依存して死んだように生きた日々とはお別れです。

 

さて、どうなることやら。