昨日書いた記事
嫌なことがあっても我慢だけするのではなく相手を許しつつ言うべきことは言う。成熟した対応をする - 40代サラリーマンのぼやき (hatenablog.com)
嫌なことがあったときはため込まず。攻撃的にならず、相手のことを思いやったうえで、丁寧な言いまわしで、指摘しにくいことも指摘しよう。その代わり、言う際には、相手からのタスクの依頼は快く引き受けたり。別の点は良かったことなどを入れてバランスをとることにする。具体的には「承知しました。依頼された〇〇は私がやります。でも一点言わせて下さい・・・」とか「〇〇の点は良かったね。ただ一点だけ、■■については、あれじゃダメだよ」のような言い方になるか。
実際にこれを意識する場面が仕事であった。
会議に呼ばれるがプレゼン前に電話に出られてしまう
Aさんに、あるリモートでの打ち合わせに参加してほしいと言われた。開始時間には間に合わないので途中から参加すると返した。
その打ち合わせはAさんが社外の人に対してある説明を数分間プレゼンする予定だった。会議が始まってしばらくするとAさんは「あ。B社から電話が来ました。プレゼンの際に私がいなかったらつないでおいてください」とチャットしてきた。
説明内容は事前に資料を共有してもらってレビューなどもしたのである程度は把握しているが、プレゼンまでする準備は全くしていない。
これには、卑怯、ずるい
という感情が湧いてくる。
実はこれに近いパターン、これまでに何度かあった。すべての電話がそんなに緊急なわけじゃないのに、しょちゅう「あ。X社から電話来たのでちょっと抜けます」を発動する。自分が一緒に仕事してきた人でここまで頻繁に電話でMTGを抜けようとする人は見たことが無い。打ち合わせを抜けないといけない電話ってそんなに多いか?自分の十数年の社会人経験では、打ち合わせ終わってから「すみません、会議中でした」で済むものばかり。
Aさんは
・打ち合わせから逃げるために電話が来たと嘘をついている(リモート会議中に多い)
・自分が主体となっているMTGより緊急ではない電話が大切だと勘違いしている
のどちらか。
もしかしたら、電話に出なければならない何か深い理由があるのかもしれない。
今までならどうしたか
今までの自分なら
・めんどうなのでスルーして怒りをため込む
という対応をしがちだった。
なんなら、もう何度も繰り返されたので
・目には目を、でやり返す(上記の例であれば、「やっぱり会議私も出られません」などと言う)
という対応をしていたかもしれない。
この対応はあまり賢くない。
学んだことを活かしてどのように対応したか
昨日の記事の通り、ここはしっかりと
・自分が嫌なことや、間違っていると思っていることがあったら
・相手の感情や考え方には配慮しながら
・自信を持って勇敢に言うべきことは言う
・ただし、言うべきことを言ったら相手のことは許して
・相手を最大限サポートする
を発動した。具体的には
・恐らくプレゼンをやりたくないという気持ちは察して
・相変わらず卑怯なことしようとするな、と思いつつ
・「その電話は今出るべきですか?あとで折り返してもいいのでは?」と自信を持って言うべきことを伝えつつ(B社が緊急の連絡をしてこないことはほぼ確実)
・「もしプレゼンの時間になったら、なんとかつないでおきます。」と返した(うまくプレゼンできる自信はないが、「もうなんとでもなれ!」の精神)
という対応をした。
どのような結果になったか
すると電話は早めに切り上げてきてくれて、しっかりプレゼンも対応してくれた。ちゃんとしたプレゼンをやってくださったので、相手の感情や考え方に配慮して「お疲れさまでした。内容も時間配分も完璧でしたね!」とねぎらっておいた。(本当は「MTG中に出なくちゃいけない電話じゃなかったですよね?」と念を押したかったが、ちょっと無理だった)
小さな一歩だが、「7つの習慣」で言うところ「成熟した対応」は1回トライできたと思う。今後も似たような状況(嫌なことや、間違ったことに出くわす)になった際にも成熟した対応をとれるよう習慣化していきたい。
この考えは友人関係や夫婦関係でも同じだと思う。そうした場面でも活かしていきたい。