40代サラリーマンのぼやき

思いついたことを書いてます。雑記です。

【本】『減速して自由に生きる』会社を辞める決意をするにあたって、最も影響を受けた本

会社を辞める決意をする前に読んでいた本の中で、最も影響を受けました。 

 

著者の高坂さんは大学卒業後、百貨店に就職。働く中で、経済システムに対する疑問を持ち、激務になっていき、会社を辞める決意をして、小さな呑み屋を開いていくまでの話で構成されています。

 

会社を辞める勇気を得られ、価値観を変えるきっかけになった

 本書を読んだ当時は仕事が激務で医者に定時帰りを指示された頃でした。こんな働き方をしなければならないのは何故なんだろう、どうしたらこの状況から抜け出せるのかを考えていた頃です。

 

しかし、本書を読むことで会社を辞めることに対する恐怖を小さくすることができました。また、今までの価値観を転換するきっかけとなりました。

 

もう頑張らなくていい。もう無理しなくていい。もう嫌なことをしなくていい。もう親の期待に応えなくていい。もう雇われなくていい。もう評価されなくていい。もう急がなくていい。もう大きくならなくていい。もう儲けなくていい、。もう効率化しなくていい。もう経済成長しなくていい。そして、たくさん悩んだっていい。悩みを楽しめばいい。

 

今ではここに上記の価値観を大事にしたいと思っています。自分にとっての幸せを掴むためには、上記の考えをベースに物事を判断していけばいいと考えています。

 

会社を辞めた後の計画はそんなになくてもいい

休みの日も頭の中は仕事に占領されていて、やりたいことがやれない。仕事を言い訳にしては、夢を諦めていることに心が痛みました。具体的な夢や将来像があったわけではないのですが、例えば漠然と持っていた、BARを営みたい、ギターを練習したい、世界中、日本中を見てみたい、もっと社会のことを知りたい、人の役に立つことがしたいという想いを、すべて仕事のせいにして諦めるようになっていました。

 

高坂さんは、会社を辞めた後の計画をしっかりと立てられていたワケではありません。上記のような漠然とした夢があったくらいでした。でも、そんな辞め方でもいいんだ、ということを、ここを読んで初めて知ったような気がします。

(以前書いた「【本】『勤めないという生き方』を読んで、理由や計画がちゃんと説明できなくても辞意を固められました」で紹介した本にも、計画を立てられなくても辞めていく実例が描かれており、非常に参考になりました。)

 

高坂さんは会社を辞めた後は、世界や日本を巡った後は、BAR開業に向けて友人の店で修行をしたり、農業に関わったりしています。そうした経緯や様子も描かれていて、とても参考になりました。(全く同じような道を歩めるとは思っていませんが、料理や農業を素人ながら取り組んできた姿には勇気をもらえました。)

 

 今ではお店の常連となっています 

高坂さんの営むオーガニックバー『たまにはTSUKIでも眺めましょ』は池袋の駅から徒歩10〜15分ほどの住宅地の中にあります。5月ごろから、そのお店に1〜2週間に1度通っています。

 

過去記事

オーガニックバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」で会社を辞める勇気をもらう

 会社を辞めることをいつも行っているバーで報告しました

 

お店

organic bar たまにはTSUKIでも眺めましょ

 

本書を読み、お店で高坂さんと話したり、他のお客さん(大抵は会社を辞めようとしている人か、辞めた人がいます)と話すことで、自分のこれからの働き方を考え直すきっかけと、会社を辞める勇気をもらうことができました。

 

何冊も紹介してきましたが、今の会社での働き方に疑問を持っている人にオススメの一冊です。

 

 

 

 

2015年、会社辞める決意を固めるために読んだ本にもピックアップしました

akio130.hatenablog.com