40代サラリーマンのぼやき

思いついたことを書いてます。雑記です。

なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか 読書メモ

「不動産投資の始め方」的な本ではないので、自分が不動産投資を始めるにあたって参考になるかどうかは分からないけどタイトルに惹かれて読んでみた。

 

 

構成としては以下

 

序章 ふたたび「危機」といわれる不動産業

第1章 不動産で儲ける2つの道

第2章 不動産投資は、ギャンブルなのか?

第3章 なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか?

第4章 「サラリーマン大家さん」のススメ

第5章 「土地は裏切らない」ということを、もう一度考えよう

 

 

2008年のリーマンショック後に書かれた本。そもそも2011年2月に出版された本であり、現在の状況を踏まえた内容にはなっていない。そのあたりをふまえて参考にしてみてもいいかなと思った点が以下

 

・不動産屋にはギャンブラータイプ(即転売する業者)とそうでないタイプがある

・町の不動産屋はギャンブラーではないタイプ

・その地域で地道に商売しており、信頼も積み上げているのでエンドを騙して儲けようという商売も基本的にやらない(本当?)

・ギャンブラー不動産屋とそうではない不動産屋がある。サラリーマン投資家はギャンブラーにならずに、土地の価値を引き出して地道にやっていこう

・建物のきれいさなどに騙されるな。土地が重要。土地は永遠

・町の不動産屋と組んで、町の不動産屋さんしか知らないアドバイスを受け、借金は抑えて、土地の本当の価値を見定めた投資をしよう。(自宅購入時にもアドバイスはもらったほうがいい)
サラリーマンの収入も得ながらリスクヘッジしよう。アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)は、本業と不動産で儲けている。それを真似る。
・収益還元法で考えることは落とし穴がある。収益還元法はちょっとパラメーターを変更するとすぐに数字が変わってしまう。そしてその土地の本来の魅力を見ることができない。その土地の可変性、応用性を無視することになってしまう。

・人が集まる場所の土地を買おう。実際に見て、どんな属性の人が歩いているのかを確認するとよい。

・物件は天気の悪い日に見ること。天気のいい日はよい点ばかり見えてしまう。
・町の不動産屋は信頼が重要なので、騙してくることはない(本当?)

「建物や土地の評価額ではなく、その土地の魅力を見ろ」ということが、著者の言いたいことの大きなポイントだったように感じた。最近は少しずつ土地の重要性についても気にするようになってはいるので、参考にしたい。

 

地道にサラリーマンは続けつつ、引き続き不動産について勉強を続けて、いずれは小さく始めたい。