40代のさいたま大家への道

なかなか不動産投資を始められない様子を書いてます

仕事の内容を理解したり、いろいろ試しながら仕事をすることはやはり重要だった

仕事大好き人間が数名いた前職、2人の上司から言われたことを今になって思い出す。あのころは「は?何を言ってるんだこの人たちは」と思っていたけど、今になったら彼らが結果を出して成長している理由に納得できる。

この考えを自分も以前から持てたらもう少し成長ができていたのかもしれない。

 

「何をしているか分からない仕事なんて面白くない」

社会人5年目くらいのころ、忙しくて目の前にある仕事の意味や詳細など気にすることなく、とにかく終わらせることに集中していた。仕事は嫌で嫌で仕方ない時期。

その日も、ある手順書が存在している作業があった。やるべきことは分かっている。内容に対する興味などなく、とにかく手順書通りに終わらせようと仕事を進めていた。

それを見ていた上司がこう言った

「この手順〇番の仕事、なんでやるん?え、分からんの?仕事は意味を理解しながらやらんとつまらんぞ」というセリフ。

当時は忙しすぎて「は?つまらん?仕事が面白いわけないじゃないか。一つ一つの手順のことなんて調べてたら時間が無いわ。頭おかしいんじゃないかこの人」と思った。

(今書いていて思うが、当時の自分の考えは危険だ。。。)

 

「色々試すチャンスなんだから色々試そうよ。楽しそうじゃん」

数年後、部署を異動して別の上司の元で仕事をすることになった。毎年似たようなスケジュールで業務が動いていたのだが、その年は業界が大きく動いていた時期で、スケジュールや手法を大きく変える必要があった。

自分はそのとき

「前年と違うのか。。。踏襲できたら楽だったのに。。。何をどう変更したらいいんだ?」

と思ってしまい、先が見えずに軽く絶望していた。その時に言われたのが

「何が正解なんだか分からないんだから色々試すしかないんだよ。いいじゃん。いろんなことを試すのって楽しそうじゃん」

という発言だ。

この時も追い込まれていた(と思っていた)自分は

「何を言ってるんだこの人は?前年と大きく変わってしまったんだぞ?!何が楽しいの?」

と思った。

 

思えば前職での仕事は「仕事内容を学ぶ」「色々試す」「楽しむ」というような気持ちを一切持てていなかった。

「失敗は許されない。なんとかやりきらなければいけない」という気持ちだけでずっとやっていた。こんな感情だけで仕事に向き合っていたと思うと本当にもったいないと感じる。

 

書籍を読んで当時の上司から言われた意味をやっと理解する

しかし約10年経過し、2022年に以下の本を読んで考えが変わった。

「具体的な目標を持つ」「目標を達成するための計画を立てる」などの基本的なことが書いてあるが、その中でも「成長ゴール」という部分が自分にとっては目からうろこで大変参考になった。仕事の考え方が大きく変わり、かなり改善された。

仕事は自分がどれだけ優秀な人間なのかを示すものではない。どれだけ成長できるかにフォーカスしてやったほうがいいとのこと。

 

前述の書籍の「成長ゴール」の部分を詳しく書いているような内容。仕事だけでなくパートナーとの関係についても改善していくマインドを持てた。

 

そして「仕事は楽しいかね?」

こちらの本は「試すことに失敗は無い」というスタンス。

(ただし、この「仕事は楽しいかね?」は一般的な「目標設定」については批判的な内容だった思う。その点は前述した「やり抜く人の9つの習慣」とは違う点かもしれない。読み直してみると違ってくるかもしれないが)

 

上記3つの書籍の考えを自分の中で消化することで、過去に2人の上司に言われた言葉がだんだん腑に落ちてきた。

今思うと「仕事をなんとかうまくやりきる」という考えよりも「成長すること」にフォーカスし、失敗を過度に恐れずにいろいろ試してみればよかったと思う。そうすればもっと得るものもあったかもしれない。

2022年は改めた考えのもと多少は仕事で成長にフォーカスしたり、試行錯誤してみることができた。

 

ただ、まだ全然十分ではないと思っている。以下の記事でも書いたように、仕事には給与だけ求めたらいいのでは?という考えにもなってきている。

akio130.hatenablog.com

  • 仕事では成長にフォーカスする
  • 仕事で色々試してみる
  • ただし雇われ仕事に給与以外は期待しない。(成長や実験ができたら儲けもの)

 

くらいのスタンスがよいかもしれない。

 

まだまだ働き方に対する考え方がグルグルしているが、上記書籍を再読したり、日々考えを思いめぐらせて、なんとか雇われ仕事で苦痛を感じる状況からの脱出の突破口を見つけたい。